勘違い
「春に出したコート、持ってきてください。」
お客様からの電話でした。
はてなと想いながら対応した、そのあとは・・・
いつもうかがっているお客様からの電話。
春に預けた品物が届いてないという内容。
今の時期、お預かりしている品物は大変少ない。
工場で該当する品物を探してみるが見あたらない。
母に聞くと「確か、私が預かった気がする」という・・・
私の所ではスーパーにある店での受付、私がお得意様の家ににうかがって預かる場合、
あとご近所の方が自宅にある工場に持ち込んで来られるケースがあります。
今回は工場での受付でした。
工場での受付は母がすることが多く、その母が預かったといっている。
でも、預かる時には必ず伝票を書く。手書きで書くが3枚複写になっている。
1枚はお客様に預かりの控えとしてお渡しするが後の2枚はこちらで保管している。
その伝票を春の時点までさかのぼってみた。
何回見ても当該の伝票が見あたらない。
でも母は「預かった覚えがある」という。
ラチが開かないので意を決してお客様のお宅を訪問した。
丁寧に伝票の控えをお持ちでないか訪ねてみた。
あいにく奥様が外出しておられ確認は出来なかったので
ご主人に事情をお話しして連絡をいただくようにお願いしてお宅を後にした。
2,3日後、お客様から電話をいただいた。
母が対応したが、結局はお客様の勘違いで
コートも家のクローゼットの中にあったとのことでした。
母と二人、胸をなでおろした瞬間でした。
人の勘違い、日常的にあることです。
でも仕事上では出来るだけゼロに近づけるように
しっかりとした体勢を作らなければと気付かせてくれる出来事でした。
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